商業電子書籍について
昨年の12月あたりから、以前に買ったiriverの電子書籍端末にテキストを格納して、それを読むことにしている。テキストにしているのは、pdfはイマイチ使いづらいし、Epubは作成するのが面倒だからだ。テキストはいろいろとマイナスの面はあるけど、手軽で汎用フォーマット故に、トータルでは扱いやすい部分があるため便利だ。
それとは別に、いよいよ携帯電話を買い換える時も近づいてきた。au-iPhoneを考えているので、ガラケーサービスが使えなくなるため、有料入会している電子書籍サイトを退会するために、残っているポイントを使いきるのに忙しい*1。
そして、世間では、電子書籍の商業化がうまく進まず、あたふたしている様に見える。
これらを考えていて、ふと、自分の場合はこれ以上の電子書籍は必要ないのかもしれないなと思い始めた。電子書籍は一部の好事家向け以外はヒマツブシの域を出ていない。ガラケー電子書籍でも、結局はエロマンガ*2と言うヒマツブシコンテンツしか普及していないので、電子書籍が進まないのは仕方が無いと思っているし、ヒマツブシコンテンツなら、掲示板のまとめサイトには名無しさんがよってたかって書いたコメントデータが山ほどある。つまり、エロマンガ電子書籍に飽きても(興味が無くても)、ヒマツブシコンテンツなど山ほどあるし、好事家向けに電子書籍を整備しても読者が少ないままなので、出版社も電子書籍に乗り換えたからといって、以前ほど儲かるわけは無いのだと思う。
自分の場合は、ネットにあるテキストコンテンツを収集するために、以前使っていた「HiMakeDoc」と言うテキスト収集ツールをもう一度使うことにした。以前はPalmやWindowsCEのPDAでテキストを読むために使っていた。もちろん、今はPalmもWindowsCEも使っていないが、テキストが読める端末は今の時代もある。あの頃と違って今はRSSがあり、HiMakeDocも、RSSに対応しているのでブログのRSSを取得して記事を収集、テキスト化しようかと思っている。ニュースも無料ヘッドライン程度ならこれで収集した方が便利だ。また、iPhoneアプリではまとめサイト閲覧向けのアプリがあるし、電子書籍アプリは入れたけど全然使っていない*3。
そういう意味で、自分の電子書籍はまとめサイトを中心に収集したテキストを読んで、ヒマツブシコンテンツ*4しか電子書籍は買わないかもしれないなと思い始めた*5。同人の方でも、表現で電子書籍をと思っているが、これもジャンルはヒマツブシなので、思い上がってその枠をはみ出さないように気をつけねばと思っている。
電子書籍は最終的には、黒船が来航して既存市場を破壊するなどの社会的変革が無い限り、このままグダグダで業界は縮小して行くのではないかと思った。これを打破できるのは新聞の電子書籍化かな?とも思うのだが、新聞は紙媒体での販売・配達を維持したいと思っているうえに、メディアとしての信用をなくしてきている。これではちょっと難しいだろうなとも思う。