宇宙防衛軍ジェットマン



とある事から思いついて、検索してみると動画がひっかかった。プロである高松信司監督が高校生のアマチュア時代に手がけた自主制作フィルムである。大学のクラブの先輩が、この団体に噛んでいて*1、学生時代*2に見せてもらった事があった。コマ撮り姉妹の声は、当時、原田知世の声をスローにしたら、男の声に聞こえたので、それに似せてアフレコして、早回しにしてみたとか、色々な裏話を聞かせてもらった。
しかし、今、もう一度見ると、すごいエネルギーを感じる。今の時代はパソコンや映像機器が発達しているので、ニコ動とか見ていると、技術的にはすごいと思うものがいっぱいアップされている。でも、当時は、環境がチープだったので、製作にはハードルが高く、それを越えた人がプロになっていくのだなと、改めて感じさせられた。大学時代、後輩達がCG集を作ろうとして、当時高価だったスキャナー*3を用意したり、CGビュワーやプログラムをマシン語で作ったり*4と苦労してたのを横で見ていた。今ならCG集なんて、作画のクオリティはともかく、作るだけならすぐにできるし。
今は、ハードルが低いが故に、誰でもそれなりのが(…と言うと失礼だとは思うが)作れる。それが良い事なのか悪い事なのか…まぁ、その人の立ち位置で変わってくるのかもしれないけど。自分の場合は才能が無いので、才能以上の事ができるから良い時代なのかもしれないね。

*1:身バレするので、これ以上は深く言えないけど。

*2:もう20年も前だな。

*3:当時はスキャナーは20万円近くしたと記憶している。

*4:magどころか、makiも無かったし、PC-9801以外ではDOSも無かったしね。