先日amazonで購入した漫画を読んだ。

XENON-199X・R (2) (リュウコミックス)

XENON-199X・R (2) (リュウコミックス)

20年程前に少年ビックコミックが廃刊になりヤングサンデーになった。その少年ビックコミックに連載されていて、廃刊のアオリで打ち切りになった漫画。よくある改造人間モノであったが、主人公に悲惨さと熱血の両面が存在しており、画風の力強さや話運びの良さもあって、かなり楽しんでいた漫画であった。強引な打ち切りのあと、作者はあちこちと漫画を書き歩き、こちらも他の漫画に目移りして、すっかり時が経ってしまった。
これが面白いと思っていたのは自分だけでは無く、その強引な打ち切りもあり復刻版がでて、その最終巻に作者が考えていた本当の顛末の総集編が70P程度で掲載された。作者も絵柄がすっかり変わっており、自分もその総集編でケジメをつけたつもりだったのだが、懐古雑誌で続編が連載されてしまったのだ(笑)
こうなったら、つきあうしかないと思って現在購入継続中。しかし、やはり絵柄の変化はあの頃のXENONを見ていた自分にとっては残念だ。もしも…は無いけど、あの時そのまま続いてくれていれば、絵柄の変化も無しに楽しめてたかもしれないと複雑な気分ではある*1

シスター・ルカは祈らないで!! 1 (角川コミックス・エース 85-9)

シスター・ルカは祈らないで!! 1 (角川コミックス・エース 85-9)

この作者の長所は、ライトな絵柄とか、シモネタ満載とか、単行本の巻頭カラーでは必ずパンツを見せるとか、世間ではいろいろと言われると思うが、私的には絶妙な言葉遊びが気にいっている。読んでいて、このセリフをうまくギャグ的にシモネタ的に次につなげるなぁと感心するのだ。
ただ、それ以外は普通のよくある萌え絵の入った漫画でしか無い。他にはキャラクターの役割分担が作品が変わっても続く事だろうか。「エロネタの非人間」「突っ込み担当の女子*2」「エロい天然ボケの女子」「死ねば良いのに的なエロ親父」等など。
初作のDrリアンでは、まだ固まっていなかったが、リアン後期から次作の春日部さんでキャラの役割分担が固まった感じがする。しかし、これはある意味マンネリ化を生み出す諸刃の剣な気もするが。作者もこれで終わるか、もう少し伸びるか、この三作目が正念場の感じはする。

相思相愛ノート (メガストアコミックス 153)

相思相愛ノート (メガストアコミックス 153)

いつも作者の同人誌を買っている縁で商業作品も買い続けている。作者の単行本第二弾。全編巨乳&ラブラブ。安心感のある単行本だ。読んでいて、登場人物に同情してしまうような突き落とし悲惨ENDは全く無い。絵柄もかなり安定しているので、懸念があるとすればおっぱいがどんどん巨大化して「イヤな進化」をする作家になってしまうくらいか。

ドミネート (TENMAコミックス)

ドミネート (TENMAコミックス)

これも、いつも作者の同人誌を買っている縁で商業作品も買ってみた。ジャンルとしてはロリータなんだろうけど、ちょっと普通のロリータ漫画とは違う感じはする。子供と大人のラインギリギリと言う微妙な年齢の少女が出てくる作品が多い。こちらは硬軟合わせた作品が入っている。

*1:とは言え、逆に考えると、続いていれば作者が飽きて悲惨な終わり方をしてたかもしれないが。

*2:大抵貧乳。