ヲタクドラマ

唐突だが「ヲタクドラマ」と言う造語を作ってみた。
その定義としては、まず「マンガアニメを原作にした実写ドラマ*1」であり「アクションや特殊映像はハデ」であり「深夜帯」でやっている様なドラマである。
つまり、日曜早朝の子供向け特撮やゴールデン枠や映画でやるマンガアニメ原作の実写作品では無い。それらはもちろん定義として除かれる。
大抵、これらは非常につまらない。俳優さんが著名人では無いので、俳優目当ても無理だし、演技力も非常に良いとは言えないからである。しかも、気を引こうとしているのか、特殊映像だけは結構凝っているが、脚本や設定が全然ダメなので、バランスが非常に悪く、壊滅的に面白くないのだ*2
…とは言え、この秋から始まった幾つかのヲタクドラマは、ちょっと面白いかもしれないと見ていて思った。もちろん、最終的にやっぱダメだったってなるかもしれないが。以下に感想を少し。

アイドル予備軍の女の子がいっぱい出てきて、多少のお色気が見込めるドラマ。ネギ先生役の女の子が中性的で結構良い雰囲気を出している。魔法を使う時の特撮もいい感じ。あとは話の進め方が課題だな。

ホラーの演出要素を出していて、怖さを感じさせる場面があるのは良いと思う。話の流れも良いのだが、ハニーと言う元ネタが有名なのを良い事にか、初期設定の説明を端折り過ぎ。あと、ハニーがバカキャラ。これはちょっと痛い。ハニーは増山江威子さんが演じた様に強く凛々しくないといけないと私的に思っている*3。ところで、ハニーが変身した時のバトルスーツから見えるおっぱいは作り物っぽいのだが、やっぱ本物だとポロリとかが恐いのだろうか?*4

子供向けウルトラマンシリーズとは変わって、管理された未来社会を舞台にしている。主人公は怪しいエージェント。やはりウルトラマンネクサスでオトナの世界を子供に見せた事の反省か、そういう舞台はヲタクドラマ向けにした様だ。しかし、ヲタクドラマ故の予算の無さとか、稚拙さが出ている感じがする。ウルトラセブンと言う子供向け巨大ヒーローと大人好みの近未来の異星人襲来をどう上手く結びつけるかが課題な気がする。

*1:オリジナルネタも可。

*2:昨年だか放映されてたライオン丸は正直見るに耐えなかった。

*3:ハニーだけじゃなくて、戦う女性ヒロインは全部ね。

*4:もし偽乳なら、女優さんの元乳以上に増量する演出と思うが。