古き時代

写真はＡＭ専用のトランジスタラジオである。
デジタル放送やmp3やHDDレコーダーと言っている時代にAM専用ラジオ。

実は、これは叔父の快気祝いに貰ったものである。
貰ったと言うか、カタログ形式の粗品進呈で私が選んだのだ。

買えば３千円か？これで深夜放送を聞いていると、あの頃の事を思い出す。
あの頃と言うのは、中学高校時代の頃。
カセットテープとレコードで、ラジカセやステレオが贅沢品だった頃。

ウォークマンすら出来立てであり、無かった時代さえ経験してた。
そんな中学高校の時に、こういうAM専用トランジスタラジオを持っていた。
出所は忘れたが、確か近所の電気屋のワゴンセールだったと思う。
当時の所有はSONY製で赤いラジオで2,000円だった。
それで、深夜放送の音楽番組やトークを聞いていたものだ。

今の時代に、深夜放送を聞いていると、その頃の音楽や機器の事情を思い出した。
パーソナリティのトークが安っぽいスピーカーから響く。

しかし、それはそれで面白いと思い返す。
何も無かった時代に何かを伝えようと、安っぽい箱からいろんなものが流れてきていた。

まぁ、シュワちゃんでは無いが、こういう機器で時々ラジオを聞いて、過去を思い返しながら、先を見て行きたいと思う。

※シュワちゃんは初心を忘れないようにと、豪邸な自宅に昔住んでいた粗末な家を再現しているらしいぞ。